この講座は日本語入力と日本語力向上のために次のような内容を含む。
☆MS-IME2003操作
☆最新の郵便番号辞書を作成、維持する
☆文字入力練習 初歩〜中級 文字列、日本語テスト 内容が薄いので分量でカバーした。
なお、Windowsの操作は幾つかの方法がありますがそのうちの1つだけを説明しています。
この講座は主にMicrosoftサポートオンライン厳選 ! わかりやすい絵付きの技術情報集 - Microsoft Windows XP Home Edition 等から引用抜粋しています。
困ったときに役立つことが掲載されています。そのサイトでじかに演習していただく箇所もあります。
もっと詳細をしらべたい場合はサポートオンラインを活用してください。
［目次］
１、MS-IME2003辞書と文字入力
２、（付録）郵便番号辞書の作成
３、文字入力演習
４、日本語力テスト
５、Windows Vista Microsoft IMEならびに、Office IME 2007 を使いやすくする
６、Windows VistaのJIS2004 対応について
Input Method Editor（IME)は、Windows製品に於ける、文字を入力するためのプログラムである。ジャストシステムではATOKと固有商品名をつけたがMicrosoft社は名前をIMEとしたのでMS-IMEとした。(他社製品の場合は単に「Input
Method?(IM?)」と呼ぶ)。
日本語に限らず、朝鮮語でも中国語でもIMEという。
なんだか中国語MS-IME はMicrosoft社が無断使用したとか訴訟になっています。
この教室で、推奨している使用方法がいくつかあります。
1.1 言語バーは「詳細なテキストサービスを使用しない」にする
使用上のトラブルを防止するため次のような設定を最初に行う。Windows Updateによっては勝手に解除されることがあるので注意しよう。
「コントロール パネル」を開く
「地域と言語のオプション」を開く
「言語」タブに切り替え
「詳細」ボタンを押す
「詳細設定」タブに切り替え
「詳細なテキスト サービスをオフにする」をチェック (Windows再起動が必要なことがある）
「OK」ボタンを押す
「OK」ボタンを押す
1.2 言語バーの操作はショートカットキーが便利
言語バーがタスクバーに入っている方も多いのではないかと思います。
言語バーがタスクバーに入っていると、変換モードの切り替えなどの操作がやりにくい。言語バーをクリックしてメニューを表示させるよりはショートカットキーで言語バーのショートカットメニューを表示させて操作する方法が便利です。
1.3 欧文と和文すべての変換をMS-IMEオンにして入力、ファンクションキー（F6〜F10）にて変換
既に他の場所での練習で入力をマスターされている方々は従来どおり操作して結構ですが、まだ身についてない方はローマ字入力を ローマ字入力かな対応表を参照しながら習得しましょう。
比較的、欧文作成は少ないがブラウザ或いはメールソフト画面でのURLやメールアカウント入力等、半角英数字の混在入力をおこなうには、IMEオンの状態でローマ字＋ファンクションキー（F6〜F10）変換が適当です。
ファンクションキーでカナ・英数字に変換するには、（変換モード：一般表示のとき）日本語入力を行ってから、
| キー | 変換結果 | オプション動作 |
| Ｆ６ | ひらがな | 続けて押すと、先頭の文字から1文字ずつカタカナに変換される |
| Ｆ７ | 全角カタカナ | 続けて押すと、最後の文字から1文字ずつひらがなに変換される |
| Ｆ８ | 半角カタカナ | |
| Ｆ９ | 全角英数字 | 続けて押すと全て小文字・全て大文字・先頭の1文字だけ大文字に変換される |
| Ｆ10 | 半角英数字 |
さらに、ひらがなやカタカナにしたい場合は、［スペース］キーの左隣にある［無変換］キーを押すのが便利です。
1.4 文字入力 関連サイト
マイクロソフトサポートオンラインのサイト
○ 文字を入力してみよう - 基本編 -
○ Microsoft Office IME 2007 を使って日本語を入力してみましょう
○ 変換方法 (モード) の種類について
○ 言語バーに表示するボタンを変更するには
○ 変換候補の一覧を表示するには
あるいは他に
○ 入門ガイドのサイト
等を参考にしながら習熟しましょう。
最近、MS-IMEの誤変換が話題になっています。
MS日本語入力ソフト 「使えば使うほどお馬鹿に」
特にMSKKの元会長がご自分のBlogでこき下ろしておりまして、さらにMicrosoft社広報のコメントも出ています。その見解は次のようにも読めます。
誤変換のまま「確定」させてしまうと、いわば「お馬鹿になる」 つまりアホなユーザが使うとMS-IMEはお馬鹿になる
日本の会社なら大OBは一応「ご意見番」として遇されることもあるのですが、この会社どうなっているの？
目的の変換が最初に行われないWindowsは、Wordの標準テンプレートを直接開いてその文字を何度か変換し、最上位に来ることを確認した後、文章を削除してから、テンプレートを上書き保存します。
その方法は、「標準テンプレート (Normal.dotm) を変更する」に説明してあります。
そのほか、MS-IMEの学習スライドバー設定操作 （何故かOffice 2007 IMEにはない）やユーザ辞書の修復では回復しないくらいお馬鹿になったMS-IMEを元に戻す方法を知っておいたほうが良さそうです。
郵便番号と住所を相互に変換する機能は宛名や住所録編集作業には必須の機能です。
郵政公社は毎月末に翌月までの郵便番号データを更新、このサイトから提供している。
市町村大型合併は一段落したのですが、郵政公社の郵便集配システム合理化の備えでしょうか、郵便番号の整備は活発に毎月行われています。
MS-IMEの郵便番号辞書更新はこちらのサイトで提供されているが最新のデータにはなっていない。特にバージョンが古いMS-IMEは放置状態にある。Office IME 2007がリリースされてMS-IME2003は早くも落伍辞書になりそうだ。
郵便番号⇔住所 変換検索するには次のような方法がある。
(1) インターネットエクスプローラアドレスバーに、郵便番号あるいは、住所を入力してEnterキーを押して検索する。
(2) IME郵便番号辞書を組み込む。
(3) 郵便番号検索サイトを使う。
(2)は、面倒な（*^_^*）手順を省いて最新の独自郵便番号辞書をフリーで提供しているサイトがあります。
西塚さん（うふい.com） による IME 98, 2000, 2002, 2003, 2007 用の 最新郵便番号辞書をインストールしておくと便利です。
次のファイルを選択してあなたのフォルダにダウンロード後、解凍（ファイルをすべて展開）して練習します。
Office 2003用入力練習
Office 2007用入力練習
練習を始めたらファイルに「名前をつけて保存」しておくと途中で中止しても再び続けることが出来ます。
なお、最後のページ（7ﾍﾟｰｼﾞ目）には、第1回ATOK 日本語力テスト を引用してあります。
このページは、Microsoft Excel ワークシートオブジェクト です。ワークシート内では矢印がついた十字のポインターに変わります。ここでクリックするとステータスバーに「ダブルクリックして
Microsoft Office Excelワークシートオブジェクトを編集」と表示されるのでワークシート内をダブルクリックする。Excel画面になりますのでこの状態で[回答]欄に記入する。
作業を終えたいときはExcel枠外をクリックすると元に戻ります。
もし上記のように動作しない場合は、開いたWordファイルあるいは、使用しているOfficeプログラムに異常があるので修復措置を行う必要があります。
まず日本語力チェッカー もっと確かめたい方は、語彙数推定テスト に挑戦しましょう。
「天声人語」漢字トレーニング も勉強になります。
Windows Vistaは、Windows Vista に付属している Microsoft IME と Microsoft Office 2007
がインストールされていると Office IME 2007が用意されています。
(1) 変換速度が遅い場合
Office 2007を搭載すると自動的に Office IME 2007に設定されますが、ちょっと困った問題が生じます。Office IME
2007だと変換スピードが非常に遅いのです。修正ファイルが公開されました。
Input Method Editor 2007 (日本語) 修正プログラム パッケージ
Word 2007やExcel 2007搭載機は、修正プログラムをインストールしてください。
(2) 「単語／用例の登録」をした用語や新規に作成した辞書が、変換しても表示されない(サポートオンラインページ）
IME のユーザー辞書によく使う文字列を登録したはずなのに、Internet Explorer 上で変換しようとすると表示 しないという問題が発生します。これは、Windows
Vista の仕様で Internet Explorer 7 の保護モードのためです。修正ファイルが公開されました。
Windows Vista 用の更新プログラム (KB938637)
ただし、Office IME 2007ではなく、Office 2007が搭載されていない Microsoft IME 専用です。Office
2007搭載機で、どうしても Internet Explorer 上で IME のユーザー辞書を使いたい場合は、まず、MS-IME を Office
IME 2007 から Microsoft IME へ変更してからインストールしてみてください。Internet Explorer上で「単語／用例の登録」や「辞書ツール」は使用することは出来ないがOffice等で作成した辞書は使用できるようになりました。
Office2007のIMEからWindows VistaのIMEへの変更の仕方（サポートオンラインページ）
クラッシック表示のコントロールパネルから「地域と言語のオプション」を開きます。
「キーボードと言語」タブを開き、「キーボードの変更」を選択します。
「テキスト サービスと入力言語」のウインドウが開きます。
「規定の言語」で上下矢印キーを押して「Microsoft IME」を探します。
見つからない場合は、「インストールされているサービス」の「追加」をエンターします。 「入力言語の追加」から「日本語」−「キーボード」で「Microsoft
IME」を見つけ出し、スペースキーでチェックを付けて「OK」をエンターします。
「インストールされているサービス」欄に「Microsoft IME」が表示されているのを確認したら、再度「規定の言語」で上下矢印キーを押して
Microsoft IME」にし「OK」をエンターします。
パソコンを再起動させると言語バーのIMEが「Microsoft IME」になります。
Windows Vista 用の更新プログラム (KB938637) をダウンロードしてインストールください。
Office IME 2007 (日本語) 修正プログラム: KB938574
この Microsoft Office IME 2007 (日本語) 修正プログラムにより、以前のバージョンの IME よりも文字の変換に時間がかかる問題が修正されます。また、漢字に変換できない問題も修正されます。
しかしこの修正を適用してもすべてのプログラムトラブルが解決するわけではありません。そんな時は上記の「Office2007のIMEからWindows VistaのIMEへの変更」を試してみるのもよい。
JIS2004 対応に伴い、一部の漢字が正字に修正されていますのでWindows Vistaで作成した文書や電子メールの文字がWindows
XP等では正しく表示されないことがある。国の国語施策および法令に整合する最新の JIS 漢字「JIS2004」に対応した日本語フォントを使用するのが妥当であるのでWindows
XPをJIS2004対応に修正するのがよい。
[参考サイト]
(1) Windows Vista で拡張された文字について
(2) Windows Vista JIS X 0213:2004 対応と新日本語フォント「メイリオ」について
(3) Windows XP および Windows Server 2003 で JIS2004 対応フォントを使用する方法